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健診機関がストレスチェックを顧客企業に提供するには

このページは、定期健康診断を受託している健診機関が、その顧客企業へストレスチェックを提供する場合を想定しています。自施設の職員だけに実施するための導入とは、求められる機能が違います。

受検者と顧客企業が見る画面は健診機関のブランドで表示され、WellMil は運用を代行しません。顧客企業との関係は健診機関に残ります。

導入の形は3つ

形 顧客企業から見えるブランド 顧客企業とやり取りするのは 向いている場合
健診システムの追加機能 健診システムの名前 健診機関 受託先が少なく、健診と同じ画面で足りる場合
システムと実務をまとめて外部に委託する(BPO) 委託先の名前になることが多い 実務では委託先 実施者を自前で置けない場合
OEM(ホワイトラベル)のシステムを自機関のブランドで使う 健診機関 健診機関 実施者が在籍していて、ストレスチェックを自機関の商材として続けたい場合

WellMil は3つ目の形です。受検者と顧客企業が見る画面は健診機関のブランドで表示され、WellMil は運用を代行しません。顧客企業との関係は健診機関に残ります。

実施者は健診機関の医師・保健師などが務めます。WellMil は実施者を出しません。

健診機関に要る機能と、WellMil の対応

1社向けのストレスチェックと違い、健診機関では多くの顧客企業を同時に扱います。必要になる機能ごとに、WellMil で何ができるかを書きます。

複数の顧客企業の管理
顧客企業ごとにデータを分けて管理し、他社のデータには届かないように分離しています。運営管理者の画面では、全社を横断した集計と検索ができます。
Webと紙の併用
パソコン・スマートフォンでの受検に加え、紙で受ける人にはQRコード付きの案内用紙を1人1ページで印刷して配れます。紙に記入した回答は、QRコードを使ってWebに取り込みます。用紙を機械で読み取る方式ではありません。
健診の名簿からの取り込み
受検者名簿はCSVで一括して取り込めます。取り込み前に確認画面で検証でき、社員番号・メールアドレス・氏名の3つで既存の受検者と突き合わせます。継続して同期する場合は、従業員の同期APIと、受検完了・高ストレス判定の外部通知(Webhook)を使えます。健診の基幹システムとの専用の連携は標準では用意していません。
実施者の仕事
高ストレス者の一覧、面接指導の対象者の目印、面接指導の予定と記録、実施の完了を実施者が確認する確認書の出力までを、実施者の画面で扱えます。
同意に基づく結果の扱い
受検前の確認フォームで同意を取り、顧客企業へ結果を渡す対象を同意を得た人に絞れます。
集団分析
部署別の集計、経年の推移、部署とストレス要因の組み合わせを色で示す表を出せます。個人の特定を防ぐため、10人未満の集団は表示しません。
労働基準監督署への報告
検査結果等報告書(様式第6号の3)を事業場ごとに作れます。e-Govの提出画面からも、紙で提出するためのPDFを取り出せます。
健診との一体化
健診の予約枠・Web問診・受診のリマインダーの機能も同じシステムに入っています。有効にすると、受検者はストレスチェックと健診の予約を同じマイページで見られます。
多言語
受検画面は日本語・英語・中国語(簡体字)・ベトナム語・ポルトガル語・ミャンマー語・韓国語・インドネシア語・タガログ語・ネパール語・スペイン語・タイ語の12言語に対応しています。

選ぶときに確かめる5つの点

Webと紙を併用できるか
顧客企業によっては、現場の従業員が紙でしか受けられません。WellMil は紙の案内用紙とQRコードでの取り込みで、Webと紙を同じ実施の中で扱えます。
健診の名簿をそのまま使えるか
健診で持っている受診者の名簿を、もう一度手で入力しなくて済むかを確かめます。WellMil はCSVで取り込み、既存の受検者と自動で突き合わせます。
料金が健診機関の採算に合うか
小規模の事業場への義務化で、1社あたりの人数が少ない顧客企業が増えます。顧客企業1社ごとに基本料がかかる料金体系では、1人あたりの原価が大きく上がります。WellMil は受検人数の上限で分かれる枠で提供し、顧客企業ごとの基本料はかかりません。
調査票と様式が揃っているか
厚生労働省の調査票(57項目版・80項目版)と、労働基準監督署へ出す報告書の様式をシステムで用意しています。改定があったときの対応範囲は、契約で取り決めます。
個人情報の扱いを書類で確かめられるか
第三者認証の有無だけで判断せず、データの置き場所・責任の分け方・事故のときの連絡を書類で確かめることをおすすめします。WellMil は医療情報の安全管理に関するガイドラインに沿って、責任分界表などの書類を提出できます。

関連: 料金と課金の考え方 / 調達の確認に出せる書類

顧客企業との関係は健診機関に残る

WellMil は運用を代行しません。受検の案内、実施者の手配、結果の説明、面接指導の手配は、健診機関が自機関のサービスとして行います。WellMil が健診機関の顧客企業に営業することもありません。

健診機関は定期健康診断で顧客企業と毎年接点を持っています。その接点に、自機関のブランドのストレスチェックを乗せる形です。

関連: 責任分界:どちらが何を負うのか / 相談から本番稼働までの流れ

よくある質問

健診機関が自施設の職員向けにストレスチェックを導入するときにも使えますか。

WellMil は、健診機関が顧客企業へストレスチェックを提供するためのシステムです。自施設の職員の分も、顧客企業と同じように1社として登録して実施できますが、職員向けだけの導入を想定した製品ではありません。

健診の受診者名簿をそのまま使えますか。

CSVで一括して取り込めます。社員番号・メールアドレス・氏名の3つで既存の受検者と突き合わせ、自動で判定できない行は確認用の一覧に出します。継続して同期する場合は従業員の同期APIを使えます。

紙で受検したい顧客企業にも対応できますか。

できます。QRコード付きの案内用紙を1人1ページで印刷して配り、紙に記入した回答はQRコードを使ってWebに取り込みます。Webで受ける人と同じ実施の中で集計されます。

顧客企業や受検者には、どの名前で見えますか。

健診機関のブランドで見えます。アプリ名・ロゴ・ファビコンを健診機関のものに差し替えられます。

ストレスチェックの実施者は誰がなりますか。

健診機関に在籍する医師・保健師などが実施者になります。WellMil は実施者を出しません。実施者になれる職種が在籍していることが多いため、健診機関は資格の面で追加の手当てが要らないことが多いです。